2015年12月10日木曜日

そもそもIllustrator「CC2015.2」とは何なのかという話

※この記事の内容は公開当時のものです。新しい情報は、最新バージョンにあわせてこの記事をリライトした記事をご覧ください。
※この記事は、過去記事の「そもそもIllustrator『CC2015』『CC2015.1』とは何なのかという話」を、新バージョンの「CC2015.2」にあわせてリライトし、最新情報を追加したものです。

↑Illustrator CC2015.2の起動時に表示される画面。
CC2015/CC2015.1と比べて、顔色がさらに悪くなった
↑現在使っているバージョンは、
[Illustrator](Winでは[ヘルプ])→[Illustratorについて...]
を選択すると表示できる


 このブログをたまたま開いてくださった方の中には、「そもそもCC2015とは何なのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。そこで、Illustratorとバージョン表記についてかんたんにまとめました。


「Adobe Illustrator」とは?

 Illustratorはプロからアマチュアまで、世界で最も多くの人に利用されている「ドロー系画像編集ソフト」です。パスと呼ばれる線でイラストや図を描画し、劣化なしで自在に拡大、回転、装飾を行えるのが、ドローソフトならではの大きな魅力です。


「Adobe Illustrator CC 2015.2」とは?

 Illustratorは年々バージョンアップを繰り返し、その都度便利な新機能が追加されてきました。バージョン17からはブランド名がCS(Creative Suite)からCC(Creative Cloud)に変更され、インターネット経由でデータをダウンロードすればすぐに使えるアプリケーションとして生まれ変わりました。

 そのIllustratorの最新版が「Adobe Illustrator CC 2015.2」です。当サイトではこの最新版のことを略して「CC2015.2」と表記しています。
 「CC2015.2」の表記は「ブランド名」「リリース年度」「バージョン番号の小数点第一位(ない場合は省略)」の3つを組み合わせた名称です(「CC2015.2」はIllustratorのバージョン番号で表すと「バージョン19.2」になります。

歴代バージョンとおもな新機能は表で確認すればわかりやすい

 Illustratorの歴代バージョン(バージョン7以降)の一覧おもな新機能を以下の表にまとめました。

おさえておきたいポイントは?

  • 「CC17」と「CC17.1」は「Illustrator CC」、「CC2014」と「CC2014.1」は「Illustrator CC 2014」、「CC2015」と「CC2015.1」と「CC2015.2」は「Illustrator CC 2015」という名前の別のアプリケーションとして同時に起動できる(起動時に大きく表示される名称はどれも「Illustrator CC」)。
  • 「CC2015.2」という名称だけを見ると「2015年2月にリリースされたバージョンかな?」と思ってしまいがちだが、実際には「2015年12月(米国では2015年11月30日)にリリースされたバージョン」
  • 単に「Illustrator CC」と呼ぶと、「バージョン17」のことなのか、「バージョン17以降のCCブランド全体」のことなのかがわかりづらいので注意が必要。


 CS6までのパッケージ販売時代は、バージョンアップの際に料金がかかることもあり、ユーザーによって異なるバージョンで作業が行われるのが普通でした。
 しかし、現在はIllustrator CCのユーザーならば誰でも常に最新バージョンを使えるようになり、最新機能の習得がいち早く求められる時代になりました。

 このブログがその一助になればうれしいです^^

【お知らせ】これらの新機能や従来の機能を徹底解説した書籍です

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CC17.1〜CC2015の新機能を詳細に解説した『Illustrator CC2015 パーフェクトマスター』と、
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CC2015.2の新機能は、当ブログの記事で補足解説を行う予定ですので、安心してお買い求めください^^

この記事の更新履歴

  • 2015/12/10:公開。

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